我々の世代は違う。団塊Jr、氷河期世代が社会から最初に受け取ったメッセージは「君たちは要らない子」だ。それはこの20年、日本社会が若者に向けて発してきたメッセージだ。
人生設計? そんなものに意味があるのかすらわからない。何がどう動くのか、自分は何に巻き込まれるのか。まったく想像が付かない。安全な場所なんてどこにあるんだろう。
年寄りは言う。若者よ、もっと視野を広げろ、努力しろ。
視野を広げてみた。中国が成長していた。東南アジアが熱かった。韓国の家電に、日本が負けているのが見えた。
努力してみた。覚えるべきことは年々増えていく。便利にはなったけど、その分ひとつのことだけをやって食える時代じゃなくなっていた。変化も早い。これをやっていて生き残れるのか? そう自問自答する日々が続く。
視野を広げれば広げるほどに、努力すればするほどに、絶望の朝を迎える日々が増えていく。
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